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定期検診

先日ある文献を読んでいたら。。

『アメリカでは歯科医療機関を受診する理由の内訳は、45.4%が「歯科検診」、37.2%が「歯周病の予防」であり、歯科疾患の治療を目的とする人は12%にすぎない。これに対し日本での歯科医療の主な受診理由は、59.1%が「虫歯の治療」であり、検診や指導をその内容とする者は受診者総数の6%に過ぎない。痛み等の自覚症状がなければ大半の国民は歯科を受診しないというのが実情である。』

正直びっくりしました、こんなに予防目的の受診率が低いとは。
さらに歯科医療先進国スウェーデンでは。。

『スウェーデンでは1年間に男性が64.6%、女性は70.1%、2年間では82%といった高い成人での検診受診率がみられている。2001年の80歳残存歯数は15本であり、8020の達成も目前とされている。』

日本の歯科医療のレベルは先進国の中でも高い水準だと思うのですが、問題なのは国民の歯科(予防)に対する意識だということですね。
私の医院では予防で来ている患者さんが受診総数の6%ということはないと思うのですが、今度正確に集計してみたいと思います。

出典:「日本と世界の歯科医療」〜国際比較から見た日本の歯科医療の姿〜