OJ Annual Meeting
昨日は診療を休んでOJ(Osseointegration Study Club of Japan)の年次ミーティングに参加してきました
OJというのは日本のトップレベルの歯科臨床医が会派や派閥を超えて集まり、インプラントの技術向上のために作られたスタディグループです
昨日の講演では 小宮山彌太郎 中村社綱 小野善弘 波多野尚樹 山崎長郎 本多正明(敬称略)といったそうそうたる方々のお話を聞くことができました
インプラントは1965年スウェーデンのブローネマルク博士によって純チタンによるデンタルインプラントが初めて臨床応用され、その後世界中の歯科医によってあらゆる試行錯誤が繰り返されながら現在の理論、技術が確立されました
上記の1970年代に歯科医となった先生方はまさにインプラント創成期を歩んできた人たちで、たくさんの症例の中で試行錯誤して時には失敗に悩み挑戦し、結果得られたノウハウを20年、30年といった経過観察の口腔写真で紹介してくれました
今我々が当たり前のように5年生存率が95%以上といった成功率でインプラント治療ができているのは、こういった世界中の歯科医の先輩方のおかげだと思います
おかげで幸か不幸か私は自分でオペしたインプラントがインプラント周囲炎(インプラントが天然歯でいう歯周病になること)になるという経験をしたことがありません、もしそういう場面に遭遇したらどうしたらいいのか、、、
そうならないのが1番ですから今から定期検診に来ていないインプラントを埋入した患者さんに連絡をしようと思います。