木曽路の旅
主な交通手段が徒歩だった時代、各地の街道沿いには旅行者が宿泊するための旅籠が宿場町を形成し栄えていました、しかし鉄道や自動車の発達により宿場はその役割を終え徐々に衰退していきます。ただ現代になっても当時の面影を残したままの宿場町が各地に存在し地元の方々によって大切に保存されています。
50歳を過ぎて、そろそろ体力の衰えを感じる年代となり、今のうちに興味のあることは何でも体験しておきたいという願望が強くなっています、そこで以前から訪れてみたかった江戸時代の風情を残した宿場町に行ってきました。
今回は下諏訪宿から馬籠宿までの中山道(一部区間を木曽路、木曽街道と呼ばれています)沿いの宿場町を一つ一つ見て回ります。中でも奈良井宿、福島宿、妻籠宿、馬籠宿は観光客に人気の定番スポットとなっています。
三つの宿場の街並みを動画にまとめてみました
現代の旅行では早く目的地に着くことが優先されがちですが、江戸時代の人たちは街道をのんびり歩いて、ちょうど飽きてきた頃に名所旧跡や景勝地が現れて、それを見て楽しんだり和んだり、さらに土地の特産物や名物の菓子を食べながら、出会った人たちと交流したりと、今で言うアトラクションやイベントを満喫していたのではないかと思います。たまには目的地までの道中を楽しむのんびり旅行もいいかもしれないと感じました。