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歯牙移植による歯槽骨の回復

歯牙移植 歯周病

術前のX線写真、6番近心根の歯槽骨は大きく吸収しており、歯周ポケットは10㎜あります。

 

 

歯牙移植 歯周病

<赤い矢印>6番は排膿(ウミが出ている)もありホープレスと判断。<青い矢印>咬合に参加していない8番(親知らず)を移植する計画を立てました。

 

 

歯周病 歯牙移植

6番抜歯と同時に8番を抜歯し、6番部に移植します。

 

 

歯牙移植 歯周病

抜歯した6番の歯根、根尖部付近まで歯石がびっしりと付着しています。

 

 

歯牙移植 歯周病

術後3週間後、無事生着しました。

 

 

歯牙移植 歯周病

根管治療を行います、歯根周囲の骨はまだ十分ではありません。

 

 

歯牙移植 歯周病

根管治療完了後、支台築造を行いクラウンをかぶせます。

 

 

歯牙移植 歯周病

歯牙の周りの歯周組織は良好な状態です。

 

 

歯牙移植 歯周病

術後3年が経過しました、歯周組織は良好で咀嚼機能にも問題はありません。

 

 

歯牙移植 歯周病

Ⅹ線写真を見ると歯根周囲に十分な歯槽骨が回復しているのが分かります。 今回の治療はすべて保険適用の範囲内で治療を行っています。 最近は保険適用のクラウンもCAD/CAM冠やチタン冠といった優れた材料が使用できるようになり、保険診療も日々進歩しています。